人生訓と格言
格言た
大成功を修めんとすれば、一時を心掛けよ。一時をおろそかにする者は、万事に疎漏(そろう)なり。
他に認められない自己は寂しく、他を寛(ゆる)せない自己は悲しい。
頼もしな、浮き世の中の破れ屋に、独り砕けぬ法(のり)の覚者(さとびと)。
慈鎮和尚
玉は、琢磨(たくま)によりて器(うつわ)となる。何(いず)れの玉か、初めより光り有る。
正法眼蔵随聞記
玉は磨かれてはじめて立派な器となる。どんな玉でも、はじめから光り輝いている玉はないし、どんな人でも、はじめからすぐれた人はない、という意味。
他をして自に同ぜしめ、後に自をして他に同ぜしむるなり。
正法眼蔵 菩提薩多四摂法
同事の極意は、大慈悲心をもって他の一切のものを包容することである。この力量があってこそ、自分を他に同じうせしめることが出来る。
他を責める、奢(おご)りのこころ強(こわ)き敵、許す慈悲こそ我が味方。
格言ち
チャンスは前髪(まえがみ)、やる気のある時が絶好機。
チャンスの神様は、突然現れ、物凄いスピードで走り抜ける上、前髪しかないから過ぎ去った後に掴もうとしても掴めない。「チャンスの神様が来た!」と思ったら、しっかりと構えてキャッチしよう
ちょっと自分を後回し、素敵な人になる秘訣。
常に自分の都合を優先している人は、自分勝手と言われてしまいます。私達が、自分を大切にしてくれる人を好むように、相手も私達に、自分を大切にしてくれる人を求めています。ですから、ちょっと自分を後回しにして、相手を先に考える。すると、素敵な人になれるのです。
格言つ
付け足りの、物で値打ちが変わるなら、この身は唯の着せ替え人形。
格言て
できる悦(よろこ)び知る者は、できぬやらぬと言わぬなり。
西有穆山(にしありぼくざん)禅師
格言と
時計の針の絶え間なく、日影(ひかげ)惜しみて励みなば、いかなる業(わざ)かならざらん。
時計の針は絶え間なく時を刻むが、 その時は再びかえって来ない。わずかな時間も無駄にせず、志しに励めば、どんなに難しい学問や技芸であっても、見上げた場所へ到達できないことがあろうか。